【活用ガイド】

JVNDB-2011-001663

Linux kernel の mm/huge_memory.c におけるサービス運用妨害 (メモリ破損) の脆弱性

概要

Linux kernel の mm/huge_memory.c は、exec システムコールが一時的にスタックされている際、Transparent Huge Page (THP) の作成を適切に処理しないため、サービス運用妨害 (メモリ破損) 状態となる、またはその他の詳細不明な影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.38-rc5 未満
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux Server EUS  6.0.z  
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 6 
  • Red Hat Enterprise Linux HPC Node 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Server 6 
  • Red Hat Enterprise Linux Workstation 6 

想定される影響

ローカルユーザにより、巧妙に細工されたアプリケーションを介して、サービス運用妨害 (メモリ破損) 状態にされる、またはその他の詳細不明な影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソースの枯渇(CWE-400) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-0999
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-0999
  2. SecurityFocus : 46442
  3. ISS X-Force Database : 65535
更新履歴

  • [2011年06月01日]
      掲載
    [2011年06月28日]
      影響を受けるシステム:レッドハット (RHSA-2011:0883) の情報を追加
      ベンダ情報:レッドハット (RHSA-2011:0883) を追加