【活用ガイド】

JVNDB-2011-001656

Apache Tomcat におけるアクセス制限を回避される脆弱性

概要

Apache Tomcat は、Servlet に対する最初のリクエストを、セキュリティ制限を行わずに処理するため、アクセス制限を回避される脆弱性が存在します。
本脆弱性は CVE-2011-1088、CVE-2011-1183 および CVE-2011-1419 の修正が不完全だったことによる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Tomcat 7.0.12
  • Apache Tomcat 7.0.13

想定される影響

第三者により、HTTP リクエストを介して、アクセス制限を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-1582
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-1582
  2. Secunia Advisory : SA44612
  3. SecurityFocus : 47886
  4. ISS X-Force Database : 67515
更新履歴

  • [2011年05月31日]
      掲載