【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2011-000051

ASP.NET におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

ASP.NET には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在するモバイル端末向けウェブアプリケーションを作り出す問題があります。

ASP.NET には、モバイル端末におけるセッション ID の処理に問題があります。ASP.NET には、Mobile Controls を使って開発をした時、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在するモバイル端末向けウェブアプリケーションを作り出す問題があります。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 株式会社ラック 山崎 圭吾 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft .NET Framework

ASP.NET の Mobile Controls を用いたモバイル端末向けウェブアプリケーションが影響を受ける可能性があります。詳しくは、「ベンダ情報」を参照してください。
想定される影響

ユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性があります。
対策

[ASP.NET を用いたウェブアプリケーション開発者向けの対策]
ASP.NET を用いたモバイル端末向けウェブアプリケーション開発者は、「ベンダ情報」をもとに、必要な対策をとってください。
ベンダ情報

マイクロソフト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVN#87908726
更新履歴

  • [2011年07月15日]
      掲載