【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2011-000019

OTRS における OS コマンドインジェクションの脆弱性

概要

OTRS には、OS コマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

OTRS プロジェクトが提供する OTRS は、チケット (業務におけるトラブル対応などの管理番号) を運用および管理するソフトウェアです。OTRS には、OS コマンドインジェクションの脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 三井物産セキュアディレクション 寺田 健 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OTRS プロジェクト
  • OTRS 2.3.4 およびそれ以前

想定される影響

OTRS を設置しているサーバにおいて、OTRS の実行権限で任意の OS コマンドを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートしてください。

なお、本脆弱性は以下のバージョンで修正されています。
* OTRS 2.3.5
ベンダ情報

OTRS プロジェクト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. OSコマンドインジェクション(CWE-78) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2011-0456
参考情報

  1. JVN : JVN#73162541
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2011-0456
更新履歴

  • [2011年03月07日]
      掲載