【活用ガイド】

JVNDB-2010-005753

Windows XP 上で稼動する McAfee Total Protection におけるカーネルモードのフックハンドラを回避される脆弱性

概要

** 未確定 ** 本件は、脆弱性として確定していません。

Windows XP 上で稼動する McAfee Total Protection には、競合状態により、カーネルモードのフックハンドラを回避され、ハンドラではブロックされるがシグネチャベースのマルウェア検出ではブロックされない、危険なコードを実行される脆弱性が存在します。

本脆弱性は、別名 argument-switch 攻撃、または KHOBE 攻撃と呼ばれています。

なお、一部のサードパーティは、この問題は、巧妙に細工されたプログラムが既に実行を開始している場合の保護メカニズムの欠陥であるとして、本件を脆弱性とすることに対し異議を唱えています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.2 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マカフィー
  • Total Protection 2010 10.0.580

想定される影響

ローカルユーザにより、フックハンドラ実行中の特定のユーザ領域メモリの変更を介して、カーネルモードのフックハンドラを回避され、ハンドラではブロックされるがシグネチャベースのマルウェア検出ではブロックされない、危険なコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マカフィー
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-5166
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-5166
  2. 関連文書 : Multiple Vendor Argument Switch Security Bypass Vulnerabilities
  3. 関連文書 : New attack bypasses virtually all AV protection
更新履歴

  • [2019年07月29日]
      掲載