【活用ガイド】

JVNDB-2010-005298

Ubuntu 上で稼動する PAM の pam_motd における任意のファイルのオーナーシップを変更される脆弱性

概要

Ubuntu 上で稼動する PAM の libpam-modules および libpam-modules の pam_motd は、"ユーザファイルスタンプ" および motd.legal-notice ファイルに関する処理に不備があるため、任意のファイルのオーナーシップを変更される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 5.04  9.10 および 10.04

想定される影響

ローカルユーザにより、ユーザホームディレクトリの .cache へのシンボリックリンク攻撃を介して、任意のファイルのオーナーシップを変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0832
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0832
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載