【活用ガイド】

JVNDB-2010-004989

Linux kernel の net/irda/af_irda.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux kernel の net/irda/af_irda.c の irda_bind 関数は、irda_open_tsap 関数の失敗を適切に処理しないため、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびパニック) 状態となるなど、不特定の影響を受ける脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.36-rc3-next-20100901 未満

想定される影響

ローカルユーザにより、AF_IRDA ソケット上の複数のバインド呼び出し失敗を介して、サービス運用妨害 (NULL ポインタデリファレンスおよびパニック) 状態にされるなど、不特定の影響を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. NULL ポインタデリファレンス(CWE-476) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2954
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2954
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載