【活用ガイド】

JVNDB-2010-004863

ImageMagick で使用される LibTIFF の tif_getimage.c におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

ImageMagick で使用される 64 ビットプラットフォーム上で稼動する LibTIFF の tif_getimage.c は、垂直反転を適切に実行しない、および "ダウンサンプリング OJPEG 入力" の処理に不備があるため、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


LibTIFF
  • LibTIFF 3.9.0 および 3.9.2

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された TIFF イメージを介して、サービス運用妨害 (アプリケーションクラッシュ) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

LibTIFF
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2233
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2233
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載