【活用ガイド】

JVNDB-2010-004776

OPIE の __opiereadrec 関数におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

FreeBSD などのプラットフォーム上で稼動する OPIE の libopie の readrec.c の __opiereadrec 関数には、一つずれエラー (Off-by-one) が発生するため、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態となる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


FreeBSD
  • FreeBSD 5.3 6.4 から 8.1-PRERELEASE およびその他のプラットフォーム
NRL
  • opie 2.4.1-test1 およびそれ以前

想定される影響

第三者により、過度に長いユーザ名を介して、サービス運用妨害 (デーモンクラッシュ) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 数値処理の問題(CWE-189) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-1938
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-1938
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載