【活用ガイド】

JVNDB-2010-004259

複数の BSD 製品で使用される Coda ファイルシステムカーネルモジュールにおける重要なヒープメモリを読まれる脆弱性

概要

NetBSD および FreeBSD で使用される Coda ファイルシステムカーネルモジュールには、Coda が読み込まれ、Venus が /coda をマウントして稼動している際、重要なヒープメモリを読まれる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.2 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


FreeBSD
  • FreeBSD 5.3 
NetBSD
  • NetBSD 1.5 

想定される影響

ローカルユーザにより、Coda ioctl への ViceIoctl struct 内の過度に大きい out_size 値を介して、バッファオーバーリードを誘発され、重要なヒープメモリを読まれる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeBSD NetBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 情報漏えい(CWE-200) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3014
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3014
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載