【活用ガイド】

JVNDB-2010-004111

Apache ServiceMix などで使用される Apache CXF における任意のファイルを読まれ任意の HTTP リクエストをサーバに送信される脆弱性

概要

Apache ServiceMix、Apache Camel、Apache Chemistry、Apache jUDDI、Apache Geronimo などで使用される Apache CXF は、SOAP メッセージ内で DTD を拒否しないため、任意のファイルを読まれ任意の HTTP リクエストをサーバに送信される、またはサービス運用妨害 (CPU およびメモリ消費) 状態となる脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2010-1632 と類似しています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 9.8 (緊急) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache CXF 2.0.13 未満の 2.0.x、2.1.10 未満の 2.1.x、2.2.9 未満の 2.2.x

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された DTD を介して、任意のファイルを読まれ任意の HTTP リクエストをサーバに送信される、またはサービス運用妨害 (CPU およびメモリ消費) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Apache Software Foundation
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 信頼できない制御領域からの機能の組み込み(CWE-829) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2076
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2076
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載
  • [2024年03月04日]
      CVSS による深刻度: 内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新