【活用ガイド】

JVNDB-2010-003792

FreeBSD の ZIL の replay 機能における不正なファイルを変更される脆弱性

概要

FreeBSD の ZFS Intent Log (ZIL) の replay 機能は、setattr トランザクションの再生中にファイルを作成する際、元のパーミッションの代わりに 7777 パーミッションを使用するため、システムクラッシュまたは電源障害後、不正なファイルを読まれるまたは変更される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


FreeBSD
  • FreeBSD 5.3 7.1、7.2、および 8.0

想定される影響

ローカルユーザにより、システムクラッシュまたは電源障害後、不正なファイルを読まれるまたは変更される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0318
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0318
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載