【活用ガイド】

JVNDB-2010-003136

OTRS におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Open Ticket Request System (OTRS) は、HTML の電子メールメッセージに対して Perl の正規表現の照合を適切に処理しないため、サービス運用妨害 (CPU の消費) される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2010-2080 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OTRS プロジェクト
  • OTRS 2.3.6 未満の 2.3.x および 2.4.8 未満の 2.4.x

想定される影響

第三者により、過大なメッセージを介して、サービス運用妨害 (CPU の消費) される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OTRS プロジェクト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3476
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3476
更新履歴

  • [2012年03月27日]
      掲載