【活用ガイド】

JVNDB-2010-002487

OpenSSL クライアントの ssl3_get_key_exchange 関数における任意のコードを実行される脆弱性

概要

OpenSSL の OpenSSL クライアント (ssl/s3_clnt.c) 内にある ssl3_get_key_exchange 関数は、 ECDH を使用している際、秘密鍵に関する処理に不備があるため、サービス運用妨害 (DoS) 状態となる、または任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenSSL Project
  • OpenSSL 0.9.8o から 0.9.8p
VMware
  • VMware ACE
  • VMware ESX 4.1
  • VMware ESX 4.0
  • VMware ESX 3.5
  • VMware ESX 3.0.3
  • VMware ESXi 4.1
  • VMware ESXi 4.0
  • VMware ESXi 3.5
  • VMware Fusion
  • VMware Player
  • VMware vCenter
  • VMware Workstation

想定される影響

攻撃者により、無効な素数が付与された巧妙に細工された秘密鍵を介して、サービス運用妨害 (DoS) 状態にされる、または任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenSSL Project VMware
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2939
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2939
  2. Secunia Advisory : SA40906
  3. SecurityFocus : 42306
  4. SecurityTracker : 1024296
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-2038
更新履歴

  • [2010年12月14日]
      掲載
    [2011年02月28日]
      影響を受けるシステム:VMware (VMSA-2011-0003) の情報を追加
      ベンダ情報:VMware (VMSA-2011-0003) を追加