【活用ガイド】

JVNDB-2010-001909

Microsoft Windows の Secure Channel における任意のコードを実行される脆弱性

概要

Microsoft Windows の Secure Channel には、TLS および SSL サーバーからのリクエストメッセージを適切に検証しないため、任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows Server 2003
  • Microsoft Windows Server 2003 (itanium) 
  • Microsoft Windows Server 2003 (x64) 
  • Microsoft Windows XP sp3 
  • Microsoft Windows XP (x64) 

想定される影響

リモートサーバにより、巧妙に細工された SSL レスポンスを介して、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS10-049
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS10-049
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS10-049e
富士通
  • 富士通 セキュリティ情報 : TA10-222A
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-2566
参考情報

  1. JVN : JVNTA10-222A
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-2566
  3. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2010-0020
  4. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて(MS10-046,047,048,049,050,051,052,053,054,055,056,057,058,059,060)
  5. US-CERT Cyber Security Alerts : SA10-222A
  6. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA10-222A
  7. Secunia Advisory : SA40879
  8. SecurityFocus : 42246
  9. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-2046
更新履歴

  • [2010年08月31日]
      掲載