【活用ガイド】

JVNDB-2010-001527

OpenSSL の EVP_PKEY_verify_recover 関数における重要な情報を取得される脆弱性

概要

OpenSSL の EVP_PKEY_verify_recover 関数にある RSA verification recovery には、メモリの初期化失敗時における処理に不備があるため、意図したキー要求を回避させられる、または重要な情報を取得される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.4 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


OpenSSL Project
  • OpenSSL 1.0.0a 未満

想定される影響

攻撃者により、意図したキー要求を回避させられる、または重要な情報を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenSSL Project
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-1633
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-1633
  2. Secunia Advisory : SA40024
  3. SecurityFocus : 40503
  4. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-1313
更新履歴

  • [2010年06月15日]
      掲載