【活用ガイド】

JVNDB-2010-001526

OpenSSL の Cryptographic Message Syntax (CMS) の実装における任意のコードを実行される脆弱性

概要

OpenSSL の crypto/cms/cms_asn1.c にある Cryptographic Message Syntax (CMS) の実装には、OriginatorInfo を含んだ構造体を適切に処理しないため、不正にメモリ領域を編集される、またはメモリ二重解放が発生する、および任意のコードを実行される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


OpenSSL Project
  • OpenSSL 0.9.8o 未満
  • OpenSSL 1.0.0a 未満
ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.11 
  • HP-UX 11.23 
  • HP-UX 11.31 

想定される影響

攻撃者により、不正にメモリ領域を編集される、またはメモリ二重解放が発生する、および任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

OpenSSL Project ヒューレット・パッカード
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 暗号の問題(CWE-310) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-0742
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-0742
  2. Secunia Advisory : SA40000
  3. Secunia Advisory : SA40024
  4. SecurityFocus : 40502
  5. VUPEN Security : VUPEN/ADV-2010-1313
更新履歴

  • [2010年06月15日]
      掲載
    [2010年12月16日]
      影響を受けるシステム:ヒューレット・パッカード (HPSBUX02610) の情報を追加
      ベンダ情報:ヒューレット・パッカード (HPSBUX02610) を追加