【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2010-000066

アタッシェケースにおける実行ファイル読み込みに関する脆弱性

概要

アタッシェケースには、実行ファイル読み込みに関する脆弱性が存在します。

アタッシェケースは、ファイルの暗号化・復号を行うソフトウェアです。アタッシェケースの設定を「フォルダの場合、復号後に開く」にしてある場合、アタッシェケースは暗号化されたファイルを復号する際に、特定の実行ファイルを読み込みます。アタッシェケースには、実行ファイルを読み込む際のファイル検索パスに問題があり、意図しない実行ファイルを読み込んでしまう脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 片桐 弘敬 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


HiBARA Software
  • アタッシェケース ver.2.69 およびそれ以前

想定される影響

プログラムを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者が提供する情報をもとにアップデートしてください。

対策済みバージョン
アタッシェケース ver.2.70
ベンダ情報

HiBARA Software
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2010-3923
参考情報

  1. JVN : JVN#02175694
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2010-3923
更新履歴

  • [2010年12月17日]
     掲載