【活用ガイド】

JVNDB-2009-004487

OpenBSD などで使用される OpenBSD PF におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

OpenBSD、NetBSD、MirOS、および MidnightBSDOpenBSD で使用される Packet Filter (PF) の pf_test_rule 関数は、CMPv6 ペイロードを持つ IPv4 パケットに不備があるため、サービス運用妨害 (パニック) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


midnightbsd
  • midnightbsd 0.3-current
mirbsd
  • miros 10 およびそれ以前
NetBSD
  • NetBSD 1.5 RC3 未満の 5.0
OpenBSD
  • OpenBSD 3.4 4.2 から 4.5

想定される影響

第三者により、巧妙に細工された IP パケットを介して、翻訳時に NULL ポインタデリファレンスを誘発され、サービス運用妨害 (パニック) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

midnightbsd mirbsd NetBSD openbsd.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-0687
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-0687
更新履歴

  • [2012年09月25日]
      掲載