【活用ガイド】

JVNDB-2009-003939

FreeBSD の libexec/rtld-elf/rtld.c における権限を取得される脆弱性

概要

FreeBSD の libexec/rtld-elf/rtld.c の Run-Time Link-Editor (rtld) の _rtld 関数は、LD_PRELOAD 環境変数をクリアにしないため、権限を取得される脆弱性が存在します。
本脆弱性は、CVE-2009-4147 とは異なる脆弱性です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


FreeBSD
  • FreeBSD 5.3 7.1、7.2、および 8.0

想定される影響

ローカルユーザにより、トロイの木馬ライブラリを指す検索パスを含む変更された LD_PRELOAD 変数を伴う setuid プログラムまたは setguid プログラムを実行されることで、権限を取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-4146
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-4146
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載