【活用ガイド】

JVNDB-2009-003750

PAM の pam-auth-update における認証を回避される脆弱性

概要

Ubuntu および Debian GNU/Linux で使用される PAM の pam-auth-update は、特定の稀な設定のシステム認証モジュールである "空白の選択" を適切に処理しないため、認証を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 5.04  8.10 および 9.4
Debian
  • Debian GNU/Linux 3.0 

想定される影響

第三者により、全ての認証試行が成功することで、認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Debian
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-3232
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-3232
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載