【活用ガイド】

JVNDB-2009-002111

PostgreSQL の core server コンポーネントにおける認証を回避される脆弱性

概要

PostgreSQL の core server コンポーネントには、匿名バインドが有効である LDAP 認証を使用している場合に空のパスワードの取り扱いに不備が存在するため、認証を回避される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


PostgreSQL.org
  • PostgreSQL 8.3.8 未満
  • PostgreSQL 8.2.14 未満
ターボリナックス
  • Turbolinux Appliance Server 2.0  
  • Turbolinux Appliance Server 3.0  
  • Turbolinux Appliance Server 3.0 (x64) 
  • Turbolinux Client 2008 
  • Turbolinux FUJI
  • Turbolinux Server 10  
  • Turbolinux Server 10 (x64) 
  • Turbolinux Server 11  
  • Turbolinux Server 11 (x64) 

想定される影響

第三者に認証を回避される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

PostgreSQL.org ターボリナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な認証(CWE-287) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2009-3231
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2009-3231
  2. Secunia Advisory : SA36660
  3. SecurityFocus : 36314
更新履歴

  • [2009年10月20日]
      掲載
    [2009年11月13日]
      影響を受けるシステム: ターボリナックス (TLSA-2009-29) の情報を追加
      ベンダ情報:ターボリナックス (TLSA-2009-29) を追加