【活用ガイド】

JVNDB-2008-005712

Ruby の WEBrick におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

Ruby の WEBrick は、WEBrick::HTTPServlet::FileHandler 機能、WEBrick::HTTPServer.new 機能、および :DocumentRoot オプションに関する不備があるため、ディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Ruby-lang.org
  • Ruby 1.8.4 およびそれ以前、1.8.5-p231 未満の 1.8.5、1.8.6-p230 未満の 1.8.6、1.8.7-p22 未満の 1.8.7、および 1.9.0-2 未満の 1.9.0

想定される影響

第三者により、以下の末尾の文字を介して、任意の CGI ファイルを読まれる可能性があります。
(1) URI 内の + (プラス) 文字
(2) URI 内の %2b (エンコードされたプラス) 文字
(3) URI 内の . (ドット) 文字
(4) URI 内の %2e (エンコードされたドット) 文字
(5) URI 内の %20 (エンコードされたスペース) 文字
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Ruby-lang.org
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1891
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1891
更新履歴

  • [2012年12月20日]
      掲載