【活用ガイド】

JVNDB-2008-002340

FreeBSD の arc4random 関数における推測可能な戻り値の脆弱性

概要

FreeBSD の arc4random 関数には、起動直後の短時間において適切な エントロピーが不足してるため、関数の戻り値が推測される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 7.0 (重要) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 低
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): 高
  • 完全性への影響(I): 高
  • 可用性への影響(A): 高
CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.9 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


FreeBSD
  • FreeBSD 6.3
  • FreeBSD 6.4
  • FreeBSD 7.0
  • FreeBSD 7.1

想定される影響

攻撃者により、容易に関数の戻り値を推測され、Yarrow 乱数生成器に関連した GEOM フレームワークや様々なネットワークプロトコルに対する特定の攻撃を実行される可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不十分なランダム値の使用(CWE-330) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-5162
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-5162
更新履歴

  • [2009年07月08日]
      掲載
  • [2024年03月01日]
      CVSS による深刻度:内容を更新
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新