【活用ガイド】

JVNDB-2008-001505

Ruby の WEBrick におけるディレクトリトラバーサルの脆弱性

概要

Ruby の WEBrick には、バックスラッシュ (\) をパスの区切り文字にしているシステムまたは、ファイル名において英文字の大文字と小文字を区別しない (case-insensitive) システムで起動している場合、ディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Ruby-lang.org
  • Ruby 1.8.4 以前
  • Ruby 1.8.5-p114 以前
  • Ruby 1.8.6-p113 以前
  • Ruby 1.9.0-1 以前
アップル
  • Apple Mac OS X 10.5.4 未満
  • Apple Mac OS X Server 10.5.4 未満

想定される影響

第三者による “..%5c” シーケンスまたは、NondisclosureName オプションのパターンにマッチするファイル名により、任意のファイルにアクセスされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Ruby-lang.org アップル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. パス・トラバーサル(CWE-22) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1145
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1145
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#404515
  3. Secunia Advisory : SA29232
  4. SecurityFocus : 28123
  5. ISS X-Force Database : 41010
  6. SecurityTracker : 1019562
  7. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-0787
更新履歴

  • [2008年07月24日]
      掲載