【活用ガイド】

JVNDB-2008-001360

Microsoft Word の CSS 値の処理に関するメモリ破壊の脆弱性

概要

Microsoft Word には、HTML ドキュメント中の CSS 値の処理に不備があり、開放したメモリ領域を使用する、メモリ破壊の脆弱性の脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.3 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Office 2004 (mac_os) 
  • Microsoft Office 2008 (mac_os) 
  • Microsoft Outlook 2007
  • Microsoft Word 2000
  • Microsoft Word 2002
  • Microsoft Word 2003
  • Microsoft Word 2007
  • Microsoft Word Viewer 2003 
  • Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック

想定される影響

第三者によって巧妙に細工された html ファイルの処理により、任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS08-026
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS08-026
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS08-026e
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1434
参考情報

  1. JVN : JVNTA08-134A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA08-134A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1434
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2008-0007
  5. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
  6. US-CERT Cyber Security Alerts : SA08-134A
  7. US-CERT Vulnerability Note : VU#543907
  8. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA08-134A
  9. Secunia Advisory : SA30143
  10. SecurityFocus : 29105
  11. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-1504
更新履歴

  • [2008年06月03日]
      掲載