【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2008-000004

Zimbra Collaboration Suite において任意のスクリプトが実行される脆弱性

概要

Zimbra, Inc. が提供するウェブコラボレーションツールである Zimbra Collaboration Suite には、ユーザのウェブブラウザ上で実行可能な任意のスクリプトが実行される脆弱性が存在します。

Zimbra Collaboration Suite は予定表、アドレス帳およびウェブメール機能等を提供するウェブコラボレーションツールです。Zimbra Collaboration Suite 4.0.3、および 4.5.6 には、ユーザのウェブブラウザ上で実行可能な任意のスクリプトが実行される脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC がベンダとの調整を行いました。
報告者:株式会社トライコーダ 上野 宣 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Zimbra
  • Zimbra Collaboration Suite 4.0.3
  • Zimbra Collaboration Suite 4.5.6

想定される影響

第三者から送られてきたメールや他の Zimbra Collaboration Suite のユーザが作成したドキュメントなどに含まれる、細工された画像ファイルを開く操作を行うと、ユーザのウェブブラウザ上で実行可能な任意のスクリプトが実行される可能性があります。
対策

アップデートする
ベンダの提供する情報をもとに最新版にアップデートを行なってください。
詳しくはベンダの提供する情報をご覧ください。
ベンダ情報

Zimbra
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. クロスサイトスクリプティング(CWE-79) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2008-1226
参考情報

  1. JVN : JVN#95014590
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2008-1226
  3. Secunia Advisory : SA29263
  4. SecurityFocus : 28134
更新履歴

  • [2008年03月07日]
      掲載