【活用ガイド】

JVNDB-2007-002334

FreeBSD カーネルの 4BSD プロセススケジューラにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

FreeBSD カーネルの 4BSD プロセススケジューラは、定期的なプロセスのサンプリングティックから収集された CPU 課金情報を基にスケジューリングを行うため、サービス運用妨害 (CPU の消費) 状態となる脆弱性が存在します。
本脆弱性は、"非 Superuser 権限で CPU を独占される" 問題です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


FreeBSD
  • FreeBSD 5.3 

想定される影響

ローカルユーザにより、自発的にナノ秒単位のスリープを実行されることで、クロック割り込み中にプロセスがアクティブにならない状態となり、サービス運用妨害 (CPU の消費) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

FreeBSD
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-3722
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-3722
更新履歴

  • [2012年06月26日]
      掲載