【活用ガイド】

JVNDB-2007-001173

Dovecot における別のユーザへのなりすましの脆弱性

概要

Dovecot には、%変数を使用する設定である場合に、LDAP+auth キャッシュの維持に問題があるため、認証されたユーザが同じパスワードを持つ別のユーザとしてログイン可能な脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 6.8 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


dovecot.org
  • Dovecot 1.0.10
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

認証されたユーザが、別のユーザへのなりすましを行う可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

dovecot.org レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 認可・権限・アクセス制御(CWE-264) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-6598
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-6598
  2. Secunia Advisory : SA28271
  3. SecurityFocus : 27093
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2008-0017
更新履歴

  • [2008年06月16日]
      掲載