【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2007-000729

Aipo におけるセッション固定の脆弱性

概要

株式会社エイムラックが提供するグループウェア Aipo には、セッション固定の脆弱性が存在します。

株式会社エイムラックが提供する Aipo は、スケジューラや社内ブログ等の機能を持つグループウェアです。Aipo にはセッション固定の脆弱性が存在するため、攻撃者によって送り込まれたセッション ID を使ってユーザが Aipo にログインすることにより、ユーザになりすまされる問題があります。

本脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCがベンダとの調整を行いました。報告者: 株式会社ラック 石川 芳浩氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


エイムラック
  • Aipo バージョン V3.0.1.0 およびそれ以前
  • Aipo ASP版 バージョン V3.0.1.0 およびそれ以前

想定される影響

攻撃者により、ユーザになりすまされる可能性があります。結果として、攻撃者はユーザの権限で許されている操作を行うことが可能になり、情報漏えいや改ざんなどが発生する可能性があります。
対策

開発ベンダは本脆弱性に対策済みのアップデートプログラムを公開しています。ユーザは当該アップデートプログラムを速やかに適用することを推奨します。詳しくは開発ベンダの提供する情報をご覧ください。
ベンダ情報

エイムラック
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 競合状態(CWE-362) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-5154
参考情報

  1. JVN : JVN#70075625
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-5154
  3. IPA セキュリティセンター : JVN_70075625
  4. Secunia Advisory : SA27004
  5. SecurityFocus : 25843
  6. ISS X-Force Database : 36850
更新履歴

  • [2007年10月11日]
      掲載