【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2007-000560

Safari における URL の表示偽装の脆弱性

概要

Apple が提供する Safari には、アドレスバーなどに表示される URL を偽装されてしまう脆弱性が存在します。

Apple が提供する Safari は、Mac OS X に標準で搭載されている Web ブラウザです。
Safari には、URL を表示するアドレスバーなどに、ASCII 文字とよく似た形状の Unicode 文字を表示してしまうため、Safari 利用者が一見して正しい URL であるかどうかを判断できない問題があります。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


アップル
  • Safari 3.0.2 およびそれ以前 (Mac OS X, Windows XP / Vista)
  • Apple Mac OS X 向け Safari (Mac OS X 10.3.x, Mac OS X 10.4.x)
  • iPhone v1.0

想定される影響

Safari 利用者が、偽装された URL に誘導されても、表示上正しい URL であるかどうか判断しにくいため、フィッシング詐欺などに利用される可能性があります。
対策

ベンダが提供する情報を元に最新版へアップデートしてください。

詳しくはベンダが提供する情報をご確認ください。
ベンダ情報

アップル
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. リソース管理の問題(CWE-399) [NVD評価]
  2. リンク解釈の問題(CWE-59) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-3742
参考情報

  1. JVN : JVN#16018033
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-3742
  3. IPA セキュリティセンター : JVN_16018033
  4. SecurityFocus : 24636
  5. ISS X-Force Database : 35716
  6. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-2730
更新履歴

  • [2007年08月08日]
      掲載