【活用ガイド】

JVNDB-2007-000510

PowerPC で動作する Linux Kernel のシグナル処理におけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

HTX を使用している PowerPC の CPU で動作する Linux Kernel のシグナル処理には、浮動小数点の処理を適切に行わないため、システムがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.x
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 5 (server) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 5.0 (client) 
  • RHEL Desktop Workstation 5 (client) 

想定される影響

悪意あるローカルユーザによって、システムをサービス運用妨害 (DoS) 状態にされる可能性があります。
対策

ベンダ情報及び参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 設計上の問題(CWE-DesignError) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-3107
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-3107
  2. Secunia Advisory : SA25963
  3. SecurityFocus : 24845
  4. SecurityTracker : 1018347
更新履歴

  • [2007年07月19日]
      掲載