【活用ガイド】

JVNDB-2007-000335

Cisco PIX/ASA の L2TP over IPSec およびリモート管理アクセスにおける LDAP 認証回避の脆弱性

概要

Cisco PIX および ASA セキュリティアプライアンスには、L2TP over IPSec あるいはリモート管理アクセスにおいて使用される LDAP 認証を回避される脆弱性が存在します。

シスコシステムズの情報によると、LDAP 認証で PAP (Password Authentication Protocol) を使用する設定にしている場合は影響ありません。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 10.0 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


シスコシステムズ
  • Cisco PIX/ASA 7.2  

想定される影響

第三者に LDAP 認証を回避されてしまい、アプライアンスや内部リソースへの不正アクセスを受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

シスコシステムズ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-2462
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-2462
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#210876
  3. Secunia Advisory : SA25109
  4. SecurityFocus : 23768
  5. ISS X-Force Database : 34020
  6. SecurityTracker : 1017994
  7. SecurityTracker : 1017995
  8. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-1636
更新履歴

  • [2007年05月24日]
      掲載