【活用ガイド】

JVNDB-2007-000246

Microsoft Windows の TrueType フォント ラスタライザにおける権限昇格の脆弱性

概要

Microsoft Windows 2000 の TrueType フォント ラスタライザには、不正なフォントを処理した際に初期化されていない機能のポインタを呼び出してしまう問題があり、その結果権限が昇格される脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


マイクロソフト
  • Microsoft Windows 2000

想定される影響

悪意あるローカルユーザによるプログラムの実行により、そのプログラムに格納される不正なフォントを TrueType フォント ラスタライザが処理することで、不正なアドレスが参照されてしまい、その結果権限昇格が行われる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

マイクロソフト
  • Microsoft Security Bulletin : MS07-017
  • マイクロソフト セキュリティ情報 : MS07-017
  • 絵でみるセキュリティ情報 : MS07-017e
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 初期化されていないポインタのアクセス(CWE-824) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-1213
参考情報

  1. JVN : JVNTA07-100A
  2. JVN Status Tracking Notes : TRTA07-100A
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-1213
  4. JPCERT 緊急報告 : JPCERT-AT-2007-0010
  5. 警察庁 @police : マイクロソフト社のセキュリティ修正プログラムについて
  6. US-CERT Cyber Security Alerts : SA07-100A
  7. US-CERT Technical Cyber Security Alert : TA07-100A
  8. Secunia Advisory : SA22668
  9. SecurityFocus : 23276
  10. SecurityTracker : 1017845
  11. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-1215
更新履歴

  • [2007年05月08日]
      掲載
  • [2024年02月29日]
      CWE による脆弱性タイプ一覧:内容を更新