【活用ガイド】

JVNDB-2007-000238

IBM Lotus Domino LDAP サーバにおける不正な DN メッセージによるヒープオーバーフローの脆弱性

概要

IBM Lotus Domino の LDAP サーバには、過度に長い DN (Distinguished Name) メッセージを処理した際にヒープオーバーフローが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.8 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


IBM
  • IBM Domino (旧 IBM Lotus Domino) 6.5.5 FP2 およびそれ以前
  • IBM Domino (旧 IBM Lotus Domino) 7.0.2 およびそれ以前

想定される影響

Lotus Domino サーバで LDAP サービスを有効にしている場合、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける、あるいは潜在的に任意のコードを実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

IBM
  • IBM Lotus サポート技術情報 : 730557
  • IBM Support Document : 21257248
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-1739
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-1739
  2. US-CERT Vulnerability Note : VU#927988
  3. Secunia Advisory : SA24633
  4. SecurityFocus : 23174
  5. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-1133
更新履歴

  • [2007年05月02日]
      掲載