【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2007-000226

BASP21 におけるメールヘッダインジェクションの脆弱性

概要

ビーツーワンソフト・インコーポレイテッドが提供する BASP21 は、Windows OS 上で動作するアプリケーションで使用する汎用コンポーネントです。BASP21 には、メールヘッダインジェクションの脆弱性が存在します。

この脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方が IPA に報告し、JPCERT/CC が開発者との調整を行いました。
報告者: 佐名木智貴 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v3 による深刻度
基本値: 4.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃に必要な特権レベル: 不要
  • 利用者の関与: 不要
  • 影響の想定範囲: 変更なし
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 低
  • 可用性への影響(A): 低
CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.8 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


ビーツーワンソフト・インコーポレイテッド
  • BASP21 Bsmtp.dll(V2,7,5,31) より前のバージョン
  • BASP21 Bsendm.exe(V2,7,5,31) より前のバージョン
  • BASP21 (pro) basp21p.dll バージョン 1,0,704,16 より前のバージョン

想定される影響

BASP21 を使用して作成された、メールフォームなどのウェブアプリケーションから送信されるメールのヘッダが、遠隔の第三者によって細工される可能性があります。結果として、意図しないメールを送信させられたり、サービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受けたりする可能性があります。
対策

[アップデートする]
開発者や配布元が提供する情報をもとに、最新版へアップデートしてください。
ベンダ情報

ビーツーワンソフト・インコーポレイテッド
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. 不適切な入力確認(CWE-20) [IPA評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-1713
参考情報

  1. JVN : JVN#86092776
  2. JVN : JVN#70380788
  3. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-1713
  4. IPA セキュリティセンター : JVN_86092776
  5. Secunia Advisory : SA24652
  6. SecurityFocus : 23134
  7. ISS X-Force Database : 33211
  8. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-1113
更新履歴

  • [2007年04月26日]
      掲載
    [2007年10月01日]
      影響を受けるシステムの記述を更新しました。
    [2016年10月13日]
      JVN#70380788 の公表に伴い、タイトル、概要、CVSS、影響を受けるシステム、想定される影響、対策、CWE、参考情報を更新しました。