【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2007-000135

トレンドマイクロ ルートキット対策モジュール (TmComm.sys) における権限昇格の脆弱性

概要

トレンドマイクロ社のウイルス検索エンジンに含まれるルートキット対策モジュール (TmComm.sys) には、DOS デバイスインタフェース悪意あるローカルユーザによってメモリを書き換えられたり、任意のコードを実行きされたりする脆弱性が存在します。

なお 2006/2/13 時点において、JPCERT よりサイバークリーンセンターにて提供されている「CCCクリーナー」には本脆弱性の影響がないことが報告されています。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.4 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


トレンドマイクロ
  • Client / Server / Messaging Security for SMB 3.5 (英語版)
  • Damage Cleanup Services 3.2 (英語版)
  • Trend Micro Anti-Spyware for Consumer Consumer 3.5 (英語版)
  • Trend Micro Anti-Spyware for Enterprise 3.0 SP2 (英語版)
  • Trend Micro Anti-Spyware for SMB 3.2 SP1 (英語版)
  • Trend Micro Antivirus 2007 (英語版)
  • Trend Micro PC Cillin Internet Security 2007 (英語版)
  • ウイルスバスター 2007
  • ウイルスバスター ビジネスセキュリティ 3.5
  • ルートキット対策モジュール (TmComm.sys)

想定される影響

サービス運用妨害 (DoS) 攻撃が行われたり、任意のコードを実行されたりする可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

トレンドマイクロ
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0856
参考情報

  1. JVN : JVN#77366274
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0856
  3. US-CERT Vulnerability Note : VU#282240
  4. US-CERT Vulnerability Note : VU#666800
  5. Secunia Advisory : SA24069
  6. SecurityFocus : 22448
  7. ISS X-Force Database : 32353
  8. SecurityTracker : 1017604
  9. SecurityTracker : 1017605
  10. SecurityTracker : 1017606
  11. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2007-0521
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載