【活用ガイド】

JVNDB-2007-000111

Linux Kernel の __find_get_block_slow () 関数における競合状態の脆弱性

概要

Linux Kernel の ISO9660 ファイルシステムを扱う __find_get_block_slow () 関数において競合状態に関する不備が存在するため、不正なデータ構造体を持つ ISO9660 ファイルシステムをマウントすることで無限ループが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 1.2 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 高
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.x
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

ローカルユーザにより無限ループ状態を引き起こされ、システムがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-5757
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-5757
  2. Secunia Advisory : SA22702
  3. SecurityFocus : 20920
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-4359
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載