【活用ガイド】

JVNDB-2007-000107

Linux Kernel の listxattr システムコールにおけるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel には、listxattr システムコール不備が存在するため、不正な inode を処理した際にデータが破壊される問題が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.2 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 全面的
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.19 およびそれ以前
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

データ破壊によりシステムがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる、あるいは潜在的にローカルユーザに権限を昇格される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-5753
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-5753
  2. SecurityFocus : 22316
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載
    [2008年12月19日]
      ベンダ情報:kernel.org (ChangeLog-2.4.37) を追加