【活用ガイド】

JVNDB-2007-000106

Linux Kernel の dev_queue_xmit() 関数におけるデータ破壊の脆弱性

概要

Linux Kernel の dev_queue_xmit() 関数には、local_bh_disable () 関数の呼び出しにより、データが破壊される問題が存在します。なお、この問題を実際に攻撃に悪用できるかどうかは不明です。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 9.4 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 全面的
  • 可用性への影響(A): 全面的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.19 およびそれ以前
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

情報改ざん、あるいはサービス運用妨害 (DoS) 攻撃が行われる可能性があります。なお、レッドハットの情報によるとローカルユーザによるデータ破損、あるいはサービス運用妨害 (DoS) 状態を引き起こされる可能性があると報告されています。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-6535
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-6535
  2. SecurityFocus : 22317
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載