【活用ガイド】

JVNDB-2007-000099

Linux Kernel の __block_prepare_write() 関数における情報漏洩の脆弱性

概要

Linux Kernel における fs/buffer.c の __block_prepare_write() 関数には、特定のエラー状態によりバッファ処理が不適切に行われてしまう問題が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.12 およびそれ以前
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

ローカルユーザに悪用されることで、情報漏えいが生じる可能性があります。なお、レッドハットの情報によるとカーネルメモリの内容を読み取られてしまう可能性があると報告されています。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-4813
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-4813
  2. SecurityFocus : 21522
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載