【活用ガイド】

JVNDB-2007-000098

Linux Kernel の IPv6 Seqfile 処理によるサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性

概要

Linux Kernel には、ip6_flowlabel.c の ip6fl_get_n() 関数において seqfile の処理に不備が存在するために、フローラベルを処理する際に無限ループが発生する脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.18.1 およびそれ以前
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux Desktop 4.0 

想定される影響

悪意あるローカルユーザによりシステムがハングアップしたりエラー状態が引き起こされてしまい、システムがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux ミラクル・リナックス レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-5619
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-5619
  2. Secunia Advisory : SA22665
  3. SecurityFocus : 20847
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-4297
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載