【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2007-000074

Openads(phpAdsNew) におけるクロスサイトスクリプティングの脆弱性

概要

オープンソースのウェブ広告作成・管理システムである phpAdsNew には、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在します。
なお、phpAdsNew はアップデートに伴い、製品名が Openads 2.0 に変更されています。

また、本脆弱性は共通のモジュールを使用する phpPgAds (現製品名 Openads for PostgreSQL) および Max Media Manager (現製品名 Openads 2.3) にも影響があります。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Openads
  • Openads 2.0  - 2.0.10 未満 (phpPgAds 2.0.9-pr1 およびそれ以前)
  • Openads 2.3  - 2.3.31 未満 (Max Media Manager v0.1.29-rc およびそれ以前)
  • Openads (postgresql) 2.0.10 未満 (phpAdsNew 2.0.9-pr1 およびそれ以前)
  • Openads 2.3  - 2.3.31 未満 (Max Media Manager v0.3.30-alpha およびそれ以前)

想定される影響

Openads に管理者としてログインしたユーザのブラウザ上で、任意のスクリプトが実行される可能性があります。その結果、Cookie 情報が漏えいしたり、表示が改ざんされる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています (Openads 2.0.10、Openads for PostgreSQL 2.0.10、Openads 2.3.31 修正済み)。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Openads
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2007-0477
参考情報

  1. JVN : JVN#07274813
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2007-0477
  3. IPA セキュリティセンター : JVN_07274813
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載