【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2006-000615

Apache Struts において Validator による入力値検査が回避される脆弱性

概要

The Apache Software Foundation により提供されている Web アプリケーションフレーム ワーク Apache Struts には、Validator による入力値検査が回避される脆弱性が存在します。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


Apache Software Foundation
  • Apache Struts 1.2.8 およびそれ以前
日本電気
  • OpenMeisterEnterprise (Java版)

想定される影響

ウェブアプリケーションの構成によりますが、入力値検査が回避される事による予期せぬ動作、例えば意図しない形式のデータが登録されるなどの可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。

なお、日本電気の OpenMeisterEnterprise については製品そのものに脆弱性はありませんが、OpenMeisterEnterprise (以下OMEと略す) の Struts 利用版を利用して作成されたシステムでは、この問題についての考慮が必要です。
ベンダ情報

Apache Software Foundation 日本電気
  • NEC製品セキュリティ情報 : NV06-003
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-1546
参考情報

  1. JVN : JVN#72225922
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-1546
  3. IPA セキュリティセンター : JVN_72225922
  4. Secunia Advisory : SA19493
  5. SecurityFocus : 17342
  6. SecurityTracker : 1015856
  7. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-1205
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載