【活用ガイド】

JVNDB-2006-000607

Linux kernel の sys_mbind システムコールにおけるサービス運用妨害 (DoS) 脆弱性

概要

Linux Kernel の mempolicy.c における sys_mbind システムコールには、get_nodes() 関数における maxnode 変数のチェックに不備が存在するため、カーネルパニックが発生する問題が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Linux
  • Linux Kernel 2.6.15 およびそれ以前
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 

想定される影響

悪意あるローカルユーザによりカーネルパニックを引き起こされてしまい、システムがサービス運用妨害 (DoS) 状態となる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Linux ミラクル・リナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-0557
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-0557
  2. Secunia Advisory : 19083
  3. SecurityFocus : SA16924
  4. ISS X-Force Database : 25204
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載