【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2006-000605

ハイパー日記システムにおいてメールの不正送信が可能な脆弱性

概要

ハイパー日記システム・プロジェクトより提供されている Web 日記作成支援ソフトウェアのハイパー日記システム (hns) には、入力内容の検査が適切に行われないことにより、第三者への不正なメール送信に利用される脆弱性が存在します。

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 5.0 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): なし
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


ハイパー日記システム・プロジェクト
  • hns 2.19.6 (hns-lite-2.19.6) およびそれ以前

想定される影響

サーバ上のメール送信機能を不正使用される可能性があります。また、サーバ上でメールサービスを提供している場合、多数のエラーメールによる DoS 攻撃を受ける可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています (hns-2.19.8 で修正済み)。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。

当初リリースした hns-2.19.7 にはこの脆弱性はありませんが、バグがあり、make-rurimap.cgi が正常に動作しない状態でした。
ベンダ情報

ハイパー日記システム・プロジェクト
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

参考情報

  1. JVN : JVN#65542239
  2. IPA セキュリティセンター : JVN_65542239
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載