【活用ガイド】

JVNDB-2006-000453

Mozilla Firefox の PAC スクリプトの処理における権限昇格の脆弱性

概要

Mozilla Firefox の PAC スクリプトの FindProxyForURL() 関数において、PAC サンドボックスに混入した特権付きオブジェクトで eval() 関数を実行することで、URL の「ホスト名」に含まれるスクリプトが特権付きで実行可能となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 7.5 (危険) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


サイバートラスト株式会社
  • Asianux Server 2.0 
  • Asianux Server 2.1 
ヒューレット・パッカード
  • HP-UX 11.11 
  • HP-UX 11.23 
レッドハット
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (as) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (es) 
  • Red Hat Enterprise Linux 2.1 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 3 (ws) 
  • Red Hat Enterprise Linux 4 (ws) 

想定される影響

URL の「ホスト名」に含まれるスクリプトが特権付きで実行される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サイバートラスト株式会社 ヒューレット・パッカード レッドハット
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

  1. その他(CWE-Other) [NVD評価]
共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-3808
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-3808
  2. Secunia Advisory : SA19873
  3. SecurityFocus : 19181
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載