【活用ガイド】

JVNDB-2006-000204

Sun Solaris の LDAP2 クライアントコマンドにおける rootDN パスワード漏洩の脆弱性

概要

Sun Solaris に含まれている LDAP2 クライアントコマンド idsconfig(1M) には、セキュリティ上不適切な方法で一時ファイルを作成する不備のため、権限のあるユーザが不適切にこのコマンドを実行した場合、システム上の他のユーザがディレクトリサーバの rootDN パスワードを取得することが可能となる脆弱性が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 2.1 (注意) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


サン・マイクロシステムズ
  • Sun Solaris 8 (sparc) 
  • Sun Solaris 8 (x86) 
  • Sun Solaris 9 (sparc) 
  • Sun Solaris 9 (x86) 

想定される影響

ディレクトリサーバの rootDN パスワードを取得される可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

サン・マイクロシステムズ
  • Sun Alert Notification : 102113
  • Sun Alert Notification 日本語版 : 102113
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2006-1782
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2006-1782
  2. Secunia Advisory : SA19638
  3. SecurityFocus : 17479
  4. FrSIRT Advisories : FrSIRT/ADV-2006-1334
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載