【活用ガイド】

JVNDB-2005-000867

Perl モジュール Net::SSLeay.pm の entropy ソースの扱いに関する脆弱性

概要

Perl モジュール Net::SSLeay.pm には、entropy ソースを指定する EGD_PATH 環境変数が定義されていない際に、/tmp/entropy ファイルを entropy ソースとして使用してしまう問題が存在します。
CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.6 (警告) [NVD値]
  • 攻撃元区分: ローカル
  • 攻撃条件の複雑さ: 低
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): 部分的
  • 可用性への影響(A): 部分的
影響を受けるシステム


Canonical
  • Ubuntu 5.04
Net_SSLeay
  • Net::SSLeay 1.x
ミラクル・リナックス
  • Asianux Server 3.0 
  • Asianux Server 3.0 (x86-64) 
  • Asianux Server 4.0 
  • Asianux Server 4.0 (x86-64) 

想定される影響

悪意あるローカルユーザが作成した /tmp/entropy ファイルを entropy ソースとして使用し暗号化が行われることで、弱い強度で暗号化が行われる可能性があります。これにより、Net::SSLeay を利用した暗号が解読されやすくなる可能性があります。
対策

ベンダ情報および参考情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

Canonical Net_SSLeay ミラクル・リナックス
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-0106
参考情報

  1. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-0106
  2. Secunia Advisory : SA15207
  3. SecurityFocus : 13471
更新履歴

  • [2007年05月01日]
      掲載
    [2012年04月26日]
      影響を受けるシステム:Ubuntu の情報を追加
      ベンダ情報:Ubuntu (Ubuntuの入手) を追加