【活用ガイド】

[English]

JVNDB-2005-000793

Hyper Estraier におけるディレクトリトラバーサル/サービス不能の脆弱性

概要

全文検索システムの Hyper Estraier には、インデックスファイルを作成する処理に脆弱性が存在します。

本脆弱性情報は、情報セキュリティ早期警戒パートナーシップに基づき下記の方がIPAに報告し、JPCERT/CCがベンダおよびCERT/CCとの調整を行いました。
報告者: まっちゃ139 長谷川 陽介 氏

CVSS による深刻度 (CVSS とは?)

CVSS v2 による深刻度
基本値: 4.3 (警告) [IPA値]
  • 攻撃元区分: ネットワーク
  • 攻撃条件の複雑さ: 中
  • 攻撃前の認証要否: 不要
  • 機密性への影響(C): 部分的
  • 完全性への影響(I): なし
  • 可用性への影響(A): なし
影響を受けるシステム


平林幹雄
  • Hyper Estraier Version 1.0.1 およびそれ以前(Windows 版のみ)

想定される影響

攻撃者により不正に細工されたファイルを送付され、それを検索対象ディレクトリに保存した場合、インデックス作成時に、検索対象外のファイルがインデックスに登録されたり、サービス不能状態になる可能性があります。
対策

ベンダより正式な対策が公開されています (Hyper Estraier 1.0.2 以降で修正済み)。ベンダ情報を参照して適切な対策を実施してください。
ベンダ情報

平林幹雄
  • 全文検索システム Hyper Estraier : Top Page
CWEによる脆弱性タイプ一覧  CWEとは?

共通脆弱性識別子(CVE)  CVEとは?

  1. CVE-2005-3421
参考情報

  1. JVN : JVN#18282718
  2. National Vulnerability Database (NVD) : CVE-2005-3421
  3. IPA セキュリティセンター : JVN_18282718
  4. Secunia Advisory : SA17379
  5. SecurityFocus : 15236
  6. SecurityTracker : 1015119
更新履歴

  • [2007年04月01日]
      掲載